カテゴリ:フレヨルド
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フレヨルドは過酷で容赦のない土地であり、この地にはあらゆる困難を耐え抜く生まれながらの戦士たちが暮らしている。
誇り高く独立心が極めて強いフレヨルドの部族は、彼らの習俗の礎となっている伝統を知らないヴァロランの近隣諸国の人々からは、野蛮で無骨な“未開”の民だと思われている。さかのぼること数千年前、ルーンテラ全土に潜在的な危機が訪れ、当時の戦争でアヴァローサ、セリルダ、リサンドラの三姉妹の間に結ばれていた同盟関係が破綻をきたし、それ以来、北方の地は混迷を迎えて冬が明けることもほとんどなくなってしまった。現在フレヨルドの指導者になれる素質を持つ、あるいはその運命にあると思われる者は、猛威を振るう炎や氷への耐性を備えた限られた少数の人間だけである。
フロストガードの献身的な努力にもかかわらず、この地には古の神々や謎めいたイエティ、飽くことなきスピリットウォーカーのシャーマンについての話が、神話や伝説として依然として語り継がれている。そして、ウィンタークロウ族は年を経るごとに遠方に奇襲をかけるようになってきており、南はデマーシア、東はノクサスの国境にまで略奪の足を延ばしている。そんななか対立の絶えなかった独立部族や氏族たちは、今ようやく平和的な未来を求めてアヴァローサンの若き女王であるアッシュに忠誠を誓いはじめている。
しかし、依然として見通しは暗い。この地には再び戦争が訪れようとしており、そうなってしまえば誰も逃れることはできないのだ。